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「歯を抜くこと」 |
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矯正歯科治療において、抜歯の問題は患者さんばかりでなく矯正歯科医にとってもたいへん重要な問題です。私たち矯正歯科医もできる限り抜歯は避けたいと思っていますし、また不必要な抜歯を行うことがないように慎重な診断を行わなければなりません。矯正歯科治療に際して抜歯が必要な場合としては以下の要件が挙げられます。
1)顎と歯の大きさの不調和が大きい場合(顎が小さくて歯が大きな場合)
2)咬み合せのズレがある場合。
3)口元のバランスを改善したい場合。
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そして実際に抜歯が本当に必要か否かは以下の点を考慮し、やむをえない場合のみに抜歯を行います。
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| 1) |
抜歯をしないで良い咬み合せと歯並び、良い口元のバランスが得られるか? |
| 2) |
矯正歯科治療終了後の長期間に亘って、咬み合せ、歯並び、口元のバランスが安定するのか? |
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とはいえ、実際には日本のみならず日本以外の国々でも、抜歯による矯正歯科治療は極めて一般的です。特に顎が小さく、大きな歯で、さらに口元が前に出ている傾向が大きい日本人の場合は抜歯が必要となることが非常に多く、矯正歯科治療のおよそ60〜70%は抜歯による治療が必要と考えられています。
なお、抜歯をすることによるお口の中や全身への影響は医学的には認められていません。矯正歯科専門医による慎重な診断により、抜歯が必要だとされた場合には、抜歯による治療方針は適切なものと考えてよいでしょう。 |